賃貸物件を探す際に気になる要素の一つが、エレベーターが設置されているかどうかです。
物件によっては5階なのにエレベーターが付いていない場合もあります。
あなたは、何階からエレベーターを使いたいと思いますか?
ここでは、エレベーターには何階から設置義務があるのか、そしてエレベーターの隠れたデメリットについてもご紹介していきます。
賃貸物件を探すなら知っておこう!設置基準は何階からでなく「高さ」
エレベーターの設置基準に関して、なんとなく4階以上から設置されているイメージを持っている方は多いのではないでしょうか?
エレベーターの設置基準は、建築基準法と都道府県ごとに異なる条例によって決められており、建築基準法では何階からではなく、高さ31メートル以上の建物という設置基準が定められています。
物件にもよりますが、だいたい7~10階以上の建物がこれに該当しますね。
この設置基準に、各都道府県条例が加わります。
条例は「〇平方メートル以上の建物」と定められていることもあり、規模が大きければ2階建ての建物でも設置義務が発生する場合もあります。
お住まいの都道府県ではどんな基準が設定されているか、賃貸探しの前に調べてみるといいかもしれません。
賃貸物件を探すなら何階からエレベーターが必要?デメリットにも目を向けよう
ゴミ捨てで部屋と1階を往復しなければならないときや、ベビーカーや買い物帰りの大きな荷物を抱えているとき、そして高齢者などの足腰が弱い方にとって、エレベーターは欠かせない設備です。
しかし一方で、デメリットがないわけではありません。
まず、エレベーターという設備の分、管理費や共益費が割高になる傾向があります。
逆に考えると、エレベーターのないマンションの4階、5階以上の賃貸物件は、家賃を抑えられる傾向にあるということですね。
また、朝の通勤・通学時間帯にエレベーターが混雑し、時間通りに外に出られないということも考えられますし、閉鎖的な空間のため、臭いが気になったり、男性と乗り合わせるのが怖いという方もいます。
どれもメリットに比べるとささいなことではありますが、自分にとっての優先事項をしっかりと考えてみてくださいね。
まとめ
4階以上の建物であれば、なんとなくエレベーターがついているものだと思っていませんか?
しかし実際は「家賃が安くて最上階という好条件に飛びついたら、5階なのにエレベーターがなかった…」なんてこともありえるのです。
お部屋探しの際にはエレベーターの有無はもちろん、台数や動作速度も確認しておくと安心ですよ。