賃貸探しに欠かせない間取り図には、アルファベットの記号がところどころに記載されています。
一般的な「K」や「LDK」の意味は理解できても、初めて見る略語の意味がわからず、戸惑うことはありませんか？
記号がわからないままにしておくと、重要なポイントを見落としてしまうかもしれません。
今回は、略語の意味について解説し、加えて内見の必要性にも触れていきます。
賃貸の間取り図に記載されている略語の意味は？
希望のお部屋を見つけるためにも、間取り図の記号を理解しておくと安心です。
●K/DK/LDK：キッチン、ダイニングキッチン、リビングダイニングキッチンの略
●S/RS：サービスルームの略で、建築基準法で採光や空気を取り入れる窓がない場合は居室として認められないため、「納戸＝自由に使えるスペース」としています。
●㎡：平米（１㎡=約0.64畳=0.3坪）
●畳・帖：和室は「畳」、洋室では「帖」と使い分けられることが多いです。
●UB：ユニットバスの略
●CL：クローゼットの略
●WIC/WCL：ウォークインクローゼットの略
●SB：シューズボックスの略
●SIC/SCL：シューズインクローゼット、広めなシューズボックスの略
●UT：ユーティリティテラスの略語で、ゴミ置き場や洗濯物を干す場所として使える、キッチンや洗面所の隣に設けられた半屋外スペースのことを指します。
●BR/MBR：ベッドルーム、メインベッドルームの略
●Ent：エントランスの略語で、建物の玄関部分のこと
●HALL：玄関から居間までの廊下や広間のこと
●Sto：「ストレージ＝収納」という意味で、収納スペースを指すことが多いです。
●WC/T：ウォータークローゼットの頭文字をとったもので、トイレを指します。
●CF：クッションフロアを指し、塩化ビニール素材の床材を使用したクッション性と防水性のある居室や洋室
●RF/LOFT：ロフト
●MB：メーターボックスを指し、水道、ガス、電気のメーターがここにあります。
●PS：パイプスペースの略語で、排水管などの通る場所
●R/冷：「Refrigerator（冷蔵庫）」の略で、冷蔵庫の設置スペース
●W/洗：洗濯機の設置スペース
間取り図の略語を理解して賃貸における内見の必要性も理解しよう
内見とは「内部見学」のことを指し、実際に気に入った賃貸物件へと足を運んで見学することです。
事前に内見をすることで、「日当たりや騒音などの周辺環境」「壁や床など部屋の状態」「部屋や収納の実際の広さ」「コンセントの位置」など、間取り図からはわからない部分や入居前に直す必要のある箇所の発見や確認ができます。
似た言葉に「内覧」がありますが、完成した新築物件がちゃんと間取り図通りにできているかを引渡し前に購入者や賃貸契約者など、特定の人へ見せて確認することです。
内見時は具体的な家具の配置をイメージしておき、壁の長さを図ったり、ドアや扉の開閉に必要なスペースを確認したりすると、実際入居した際にトラブルを防げます。
まとめ
間取り図をチェックするときに、基本の略語を理解しておくと、スムーズにお部屋探しをスタートできます。
賃貸物件を決めるときは即時決断するのではなく、内見の必要性を理解し、間取り図をもとにいくつかの候補を選んでおくと安心です。
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