賃貸物件の共有部分に私物を置いているという方も多いと思います。
汚れがちな荷物をついつい廊下に置いてしまうこともありますよね。
しかし、その行為は規則違反で、管理会社から注意されるかもしれません。
今回は、知らなければトラブルに繋がりやすい共用部分に私物を置くことについて解説していきます。
また、逆に私物を置かれて迷惑しているといった方の対処法も合わせてご紹介します。
この記事を読んで、しっかりと規則を守り快適に生活できるようにしていきましょう。
賃貸の共有部分に私物を置くのは規則違反か
賃貸物件の廊下などに私物を置いてもいいのでしょうか。
答えはNGです。
賃貸の部屋の部分は借主が占有している部分ですが、廊下やエントランスなどは貸主に所有権があります。
自分の敷地ではない部分に私物を置いてしまうと、貸主の権利を侵害してしまうことになるため、共有部分に私物を置いてはいけません。
賃貸物件を契約する際に賃貸借契約書にサインをしていると思いますが、その規則部分に明記されていることも多いです。
また、規則の面だけではなく消防法の火災予防条例により、共有部分に私物を置いてはいけないということになっています。
火災などがあった際に共用部分に私物が置いてあると、それが倒れて避難経路を塞いでしまい、二次災害を引き起こしてしまう可能性があります。
次に、実際に共有部分に私物を置いてトラブルになった例を3つご紹介します。
①自転車やベビーカーなどを廊下に停める
賃貸物件で自転車置き場が用意されているけど、玄関の前にそのまま置いている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
自転車などは意外と場所を取り不安定になりがちなので、強い風が吹いたり少し当たったりしただけで倒れてしまい、小さなお子さんが巻き込まれると大きな怪我に繋がりやすいです。
事故が起こってからでは遅いので、きちんと決められた場所に停めるようにしましょう。
②洗濯物を干す
ベランダに洗濯物を干してスペースがなくなり、共有部分にも物干し竿を設置して私物を干すという人も中にはいらっしゃいます。
人の洗濯物が共有部分にあるだけで、不快に感じる人もいるので、自分の部屋の中で干したり、浴室乾燥機などを使い、工夫するようにしましょう。
③家庭菜園をする
共有部分でお花を育てたり、ちょっとした野菜を育てている人もいますが、こちらも規則違反となっています。
どうしても土で汚れてしまったり、足元にあるのでつまずいて怪我をしてしまう危険性があります。
また、虫が寄ってきやすいので苦情のもとになります。
余計なトラブルを引き起こさないようにしっかり規則に従いましょう。
賃貸物件の共用部分に私物を置いている人への対処法
それでは逆に、賃貸物件の共用部分に私物を置いている人への対処法はどうしたらいいでしょうか。
私物によって迷惑している方は管理会社や大家さんにすぐに相談してください。
どの部屋の方がどんな物を置いているかを伝えることで、匿名でその住民に注意をしてくれます。
また、その指示に従わない住民の私物は、共用部分の権利を侵害しているとして撤去することもできます。
直接注意しに行くと、近隣トラブルに発展する恐れがあるので、管理会社に対応を任せましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、賃貸物件の共有部分に私物を置くことは規則違反という点と、私物を置いている人の対処法を解説してきました。
多くの方と共同で生活しているという意識を忘れずに、快適に過ごせる環境を作っていきましょう。
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