賃貸物件に記載されている「築年数」とは、なにを示しているのかご存じでしょうか?
また、築浅物件と古い物件では、どちらにどのようなメリット・デメリットがあるのかという点も、住まいを探す際におさえておきたいポイントです。
そこで今回の記事では、賃貸物件を選ぶ際の1つの判断材料になる「築年数」についてお話します。
賃貸物件の築年数とは?
築年数とは、たとえるなら建物の年齢を表現する言葉であり、建築されてからどのくらいの年数が経過しているのかを示すものです。
物件のなかには「新築のお部屋」と記載されている場合もありますが、新築と表記されている物件の目安は、建物が完成してから1年未満の未入居物件を指します。
建物が完成してからの年数と、家賃との関連性を見ると、同じ間取りの類似した条件の賃貸物件の場合に新築物件よりも、築年数が経過している物件のほうが、多くのケースで賃料が安く設定されています。
建物が建築された年数によっては、現行の耐震性をクリアしていない場合があるので、大きな地震が来たときに、損壊や倒壊するリスクが高まります。
建築確認日が1989年5月31日以前の建物については、旧耐震構造で建設されていると判断できますが、建設確認日の記載がない物件は大家さんに耐震性について確認しましょう。
また、古い物件で「耐震補強済み」と記載されている場合でも、1階などの一部だけを補強した物件もあるため、どの程度の補強がされているのか確認したほうが賢明です。
築年数が築浅の賃貸物件のメリット・デメリットとは?
築浅物件は築年数が経っている物件よりも、外観と内装ともに清潔感がありますし、前の入居者がつけた目立った汚れもほぼなく、気持ちよく過ごせます。
また、IHコンロやWi-Fiなどの最新設備が完備されていたり、モニター付きインターホンや防犯カメラなども備わっている場合が多く、セキュリティー面が充実している点もメリットです。
一方で、築浅物件は過去に入居した方が少ないために、設備に不具合が見つかったという事例も見られますし、物件の選択肢が少ないことはデメリットと言えます。
築年数が古い賃貸物件のメリット・デメリットとは?
建築されてから年数が経っている古い物件のメリットは、立地や間取りが同条件の築浅物件に比べて、家賃が安く経済的である点です。
リノベーションやリフォーム済みであれば、建物の古さが感じられない、きれいな部屋を相場よりも安い料金で借りられます。
また、一般的に新しい物件を好む方が多いので、年数が経過した物件は選択肢が広く、希望条件に適したお住まいを探しやすいでしょう。
一方で、耐震性で不安が残る点がデメリットであり、新耐震基準をクリアしているかどうかを確認してお住まいを探してください。
まとめ
築浅だから良い物件とも、古いから悪い物件とも一概には言えませんが、建設されてから一定年数を経過している、旧耐震基準の賃貸物件に関しては、地震を考えると不安があります。
家賃を節約するために、古い賃貸物件をお探しの際には、耐震面に不安がないか大家さんに確かめて、安全に暮らせる物件を探しましょう。
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