賃貸物件の同棲審査について!難しい理由と通過ポイントを解説

賃貸物件では、恋人と同棲することが可能ですが、入居時の審査には注意が必要です。
賃貸物件は同棲に対して審査が厳しい場合も多く、理由や対策を事前に一度確認しておかないと、入居を断られかねません。
今回は、同棲に対して審査が厳しい理由にくわえ、無許可で入居した際のリスクと審査通過のポイントも解説します。
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賃貸物件での同棲で審査が厳しい理由

同棲の審査が通りにくいのは、大家さんが主に「すぐ別れて出ていかないか」「家賃を滞納しないか」「騒がしくしないか」「部屋を傷つけないか」を心配しているからです。
大家さんの不安を先回りして解消できるような準備をしておけば、安心して部屋を貸してくれるので、まずは理由を見ていきましょう。
理由①短期間での退去
賃貸物件において同棲への審査が厳しいのは、まず短期間での退去が懸念されているからです。
すでに結婚して夫婦となっている2人なら、すぐに別れるリスクは低いと判断できます。
しかし、まだお付き合いをしているだけのカップルは、いつまで関係が続くか不明です。
とくに初めての同棲だと、価値観やライフスタイルの違いで、短期間のうちに破局するリスクが高めです。
入居から2年以内に退去するカップルは実際に見られるため、同棲は大家さんからあまり歓迎されません。
理由②家賃の滞納
賃貸物件での同棲において、大家さんからとくに警戒されるのは、家賃の滞納です。
入居した2人が仲良く暮らせれば良いのですが、喧嘩別れになると滞納のリスクが高まります。
同棲時には家賃を折半するのが一般的で、喧嘩によって片方が出ていってしまうと、支払いが苦しくなると予想されるからです。
やむを得ない事情があっても、家賃を滞納されると大家さんとしては困ります。
そのため、入居後の破局を見越して、同棲の希望者には厳しい審査がおこなわれる傾向にあります。
理由③騒音
同棲にあたって懸念されるリスクのひとつに、騒音があります。
1人暮らしなら、家族や友人が来た際にしか、話し声などはしないものです。
しかし、同棲カップルのいる部屋からは、日常的に話し声や2人分の生活音が聞こえる形となります。
とくに若い世代のカップルでは、自宅に友人を招くことも多く、結果として騒音や部屋のダメージが懸念されやすいと大家さんに見られることがあるでしょう。
周囲から騒音の苦情が出るリスクから、同棲を希望すると入居のハードルが上がってしまいます。
理由④部屋へのダメージ
同棲を許可すると、部屋へのダメージが1人暮らしより大きくなると予想されます。
先述のとおり、同棲カップルの大半はまだ若く、友人などを頻繁に招きやすいからです。
部屋へのダメージが大きいと、以後の賃貸経営に差し障る点から、同棲は大家さんから敬遠されてしまいます。
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賃貸物件での同棲を無許可で始めた際のリスク

賃貸物件は同棲に対して審査が厳しい点から、カップルでの入居は黙っておくほうが良いように思えるかもしれません。
しかし、あとで発覚した際に以下のリスクが懸念される点から、無許可での同棲はおすすめできません。
無許可で同棲した際のリスク
無許可で同棲が発覚した場合、契約内容や管理会社の判断によって対応が異なりますが、一般的には大家さんから注意を受けるのが一般的です。
即座に退去を命じられるリスクは低く、同棲相手がすぐに出ていけば、入居自体は続けられるものです。
しかし、大家さんからの心証が良いとはいえず、要注意の入居者として以後は何かと警戒され、以前より暮らしにくくなってしまいます。
また、大家さんから厳重注意を受けたあとも同棲を解消しなかった際は、退去を命じられます。
基本的に無許可での同棲は、賃貸借契約に違反する行為です。
注意を受けても止めないと強制退去の理由になりえるため、注意しましょう。
同棲にあたっての基本
無許可で入居した際のリスクから、賃貸物件で同棲したいなら、事前に話を通しておくのが基本です。
大家さんや管理会社まで、同棲の可能性を事前に伝えて許可を取っておけば、上記のリスクは回避できます。
なお、無許可での同棲は、黙っていても大家さんにはわかるものです。
理由は、まず日常的に出入りしている2人の姿が目撃される点にあります。
賃貸物件に出入りしている業者は、大家さんや管理会社とつながっているため、日頃の目撃情報から同棲の件は伝わってしまいます。
また、日常的に聞こえてくる2人の話し声や生活音も、同棲が発覚する理由のひとつです。
隣近所から騒音の苦情が出れば、寄せられた内容から同棲の可能性が推測されます。
さらに、賃貸物件の大家さんは、同じ建物や近所に住んでいることがあります。
出入りする2人の姿を大家さんが日常的に見かけていれば、無許可で同棲しているとわかってしまうものです。
ほかにも、郵便物や防犯カメラの映像など、同棲が発覚する理由はいくつもあるため、無許可で恋人と入居するのは避けましょう。
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賃貸物件での同棲で審査を通過するポイント

無許可での同棲はおすすめできないとはいえ、事前に希望を伝えると審査が厳しくなるものです。
入居を断られては元も子もないため、審査対策はしっかり意識しましょう。
同棲を希望した際に審査をうまく通過するポイントは、以下のとおりです。
ポイント①連帯保証人の用意
審査を通過するポイントは、まず同棲する2人がそれぞれ連帯保証人を用意することです。
部屋を借りる際に連名契約を選ぶと、同棲する2人がどちらも賃貸物件の契約者になります。
連名契約を選ぶ場合は、連帯保証人は契約者となる2人が各自で用意するのが一般的です。
安定収入のある親族をそれぞれ連帯保証人として立てれば、破局してどちらかが出ていっても、家賃の滞納は避けやすくなります。
大家さんのリスクが軽減される点から、同棲を希望しても審査のハードルが下がります。
なお、連帯保証人になる方は、審査時に収入をチェックされるものです。
審査基準は物件や保証会社によって異なりますが、家賃のおよそ30〜36倍の年収が目安とされるケースが多いといわれています。
ポイント②家賃
同棲にあたって審査をうまく通過するには、家賃を1人分の収入で支払える金額にするのが有効です。
手取りが15万円なら5万円まで、手取りが20万円なら6万6,000円までなどと、家賃は手取りの3分の1までに抑えるのが目安です。
1人で支払える金額なら、片方の収入が下がったり、破局してどちらかが出ていったりしても、家賃の滞納を避けやすくなります。
万一のことがあっても家賃を支払いやすい条件なら、審査通過の可能性が上がります。
ポイント③婚約
同棲相手が婚約者なら、まもなく正式に結婚する旨を入居時に伝えましょう。
入居の時点では未婚のカップルでも、すでに結婚の予定が決まっているなら、短期間での破局や退去などを懸念されにくくなります。
結果的に審査を通過しやすくなるため、婚約の件は伝えておくほうがおすすめです。
なお、結婚の予定を伝えると、入籍日などを確認される場合があり、今後の具体的なスケジュールは2人で一度確認することが大事です。
ポイント④身だしなみや言動
入居時の審査では、主に日頃の収入などがチェックされますが、本人たちの身だしなみや言動も影響します。
大家さん・不動産会社が不安を覚えるような身だしなみや言動は、審査落ちの理由になりえます。
少しでも良い印象を与えられるよう、申し込みにあたっては常識的な身だしなみや言動を心がけましょう。
なお、入居を申し込んだあとは、本人確認の一環で電話がかかってくることがあります。
見知らぬ番号からの電話にも、丁寧に対応することが大事です。
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まとめ
賃貸物件での同棲に対して審査が厳しい理由は、短期間での退去や家賃の滞納など、大家さんにとってのさまざまなリスクが懸念される点にあります。
無許可での同棲は、発覚時に厳重注意を受け、指示に従わないと強制退去となるリスクがあるため、基本的に避けましょう。
審査をうまく通過するポイントには、連帯保証人をそれぞれで用意する、1人で支払える家賃にする、婚約の予定を伝えるなどがあります。
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